阿弗利加の猫タンザニア滞在中。いろいろな動物を診察した事があった。 俺の患者の6割はウシだったけど。 残りの4割はイヌやネコなどのペット動物もいた。 あとほんとに稀に、野生動物ね(ブランディーを含む)。 その4割の患者の方が、6割の患者よりも収益的には、診療所を繁盛させていた。 タンザニアのような発展途上国において。 ペットを飼育するのは、たいていお金持ち。 イヌはそれでもけっこう番犬として飼育されている場合が多いので、普通一般にも多く見られる。 ところが、猫を飼育している飼い主さんは。 大抵が大金持ちだった。そしてそのほとんどはインド人や白人だった。 俺がよく、往診に行っていた家に。 インド人の家があった。 もうものすごいお金持ちで、家はまるで要塞のようだ。 そして、更にそこのすごいのが、もう数えられないくらいの猫が住み着いていたんだ。 俺を含む診療所の連中は、その家を『猫屋敷』と呼んでいた。 ちょうど、俺が首都のダルエスサラームに行っている時に。 欲を出した診療所のスタッフが、ここに診察に行って。 ネコが死んじゃった事があったんですよ。 何で死んじゃったのかは、俺もよくわからないけど。誤診ではないと思うんだけどねぇ。 それで俺が帰ってきた時に、なにやら問題になっていた。 そうそこのインド人は、とっても支払いの良いいわば診療所にとって良きお客さんだったんだ。ちょっとトラブル発生。 みんな、俺が帰ってくるのを待っていて。 謝りに一緒について来てと言う。 俺は一応診療所の所長の地位だったし、けっこうインド人の方とかって、日本人が出ていくと、結構穏やかにものを解決してくれる事があったし、一緒に謝りに行ったっけなぁ。 写真はそんな猫屋敷にいた、体のサイズが格別に大きかったネコ。 名をルーマと呼ばれていた。 ルーマとは、スワヒリ語で『トラ』を表す。 アフリカ大陸にはトラはいない。おそらくヒンドゥー語かなんかからの外来語なんだろう。 ちなみに、チーターを『ドゥマ』、ヒョウを『チュイ』、ヤマネコを『キンブゥール』と言う。 さて、こいつ体のサイズがとにかく普通のネコよりも大きかったんですよ。 だからといってデブなわけじゃない。 全体的にでかいと言うやつです。 たぶんね、10キロ弱はあったんじゃないかな。そんなにないか? 当時、俺はきっとヤマネコか、ひょっとしたらヒョウあたりの血を受け継いでいるんじゃないか、もしくはそういった猫科との雑種なんじゃないかと思ってたんだけど。 今でもそれは定かじゃありません。 飼い主さんは、デリー(ニューデリー、インド)から連れてきたと言っていた。 特に、このルーマが印象深かったわけではない。 このネコ屋敷が印象深かったんだ。 ↑ ※どうやら『ルーマ』を間違えて掲載していたみたいです。 本当の『ルーマ』はこちら。ただ上の猫もけっこう大きい、そしてインド人の『ネコ屋敷』のネコです。 そんな俺も、アフリカでネコを飼っていたんだけれども。 あまり目立たなかったそのネコの名をアブディと言う。 アブディは、まぁ変哲もない、普通のネコで。 家にいるネズミを駆逐するために飼っていたつもりなんだけれども。 あんまり役には立たなかったな。 タンザニア人からもらったこのネコは、イヌどもが外でやんちゃに活躍しているにもかかわらず。 あまり目立った存在にはならなかったんだ。 そしていつの間にかいなくなっちゃった。 どこへ行っちゃったかわかんないけれど。 旅にでたんだよな。きっと。 写真はそんなアブディの写真。 まぁ、可愛い顔してるよね、見かけはね。 でもね、すっごく印象が薄いネコなのです。 ジャンル別一覧
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